2021/03/10

Logicool G13 スティック付近のスイッチの交換

また続いてLogicool G13の修理。

以前、スティックのそばにある2つのスイッチの片方(下側)がチャタリングを起こしていたので、接点復活剤でなんとかなっていたのだけど、最近またチャタリングを起こすように・・・

で、とりあえずまた接点復活剤を使ってなんとか改善したのだけれど、これはそろそろ交換しないとアカンかなと。

G13 ジョイスティックの基板
この写真の、スティックの下と横にある長方形の小さいスイッチ。

だがしかし、いろいろと探してみたのだけど、なかなか見つからない。

で、あるとき、それとは別にG13の乗り換え先としてRazerのアレとかコレとかどうなの? とか調べているときに、ORBWEAVERを修理している記事の写真に、似たような部品が映っているのを発見。実はだいぶ前にORBWABERは試しに買ってみた(が、いまいちでお蔵入りしていた)ものが手元にあったので、引っ張り出して分解、実物の該当部品を確認してみたところ、寸法も端子形状もG13のヤツとぴったり同じで、互換性がありそうだぞ、と。

Razer ORBWABER サムパッドの基板
Razer ORBWAVER のサムパッド部分の基板

ORBWAVERはちょっとお高いので、さすがにこれから部品を取るのは気が引けるので、修理記事にあった互換品を探してみた。

写真のはOMRONと書かれているけど、どうにもOMRON製の部品は見つからない。どうやらKailhという中国のメーカーのコレ ↓ が使えるらしい。

Kailh CMI873101D01-3 (メーカーのカタログページ)
http://www.kailh.com/en/Products/MS/MN/389.html

キーボードの交換用スイッチとかで時々聞く中国のメーカー。なるほど、キーボードだけじゃなくて、こういうスイッチも作ってるのね。

購入手段は、どうやら AliExpress しか無いっぽい?

10 個 kailh 高ミニマイクロスイッチで 10,000,000 サイクル機械的寿命 CMI873101D01
https://ja.aliexpress.com/item/4000343886996.html
レビューには、ORBWABERに使ったとかいうコメントがちらほら。
10個で$8.8(ざっくり1,000円ぐらい)。

この中国のwebストア、使ったことがなかったのだけれど、調べてみると、日本では見つけられないモノがいろいろあったりする一方で、いろいろトラブルが多いとかなんとか・・・。おっかなびっくりな感じでアカウントを作成、クレカを登録するのには若干不安を感じるので支払いはPayPal。配送方法は無料(ただし遅め)があるみたいなのでそれを選択。

注文して待つこと、約2週間で到着。ちゃんとストアで表示されていた日数の範囲内で届いた。

AliExpressから届いた部品と梱包。
乾燥剤が入っていたりして意外とちゃんとした梱包。

Kailh CMI873101D01-3 外観
スイッチ部品。上面にロゴが付いている。

Kailh CMI873101D01-3 中身
スイッチの中身。G13に付いていたものと、ほぼ同じ構造。
下敷きにしてあるのは、同梱されていたカード。

到着した部品を確認してみたところ、寸法や端子形状など、G13のスイッチ部品と全く同じ。押しボタンの部分が白い程度しか違いは無い。並べて比較してみた。

G13のジョイスティック基板と交換用スイッチ
G13の基板と、購入したKailh製のスイッチ。

問題無さそうなので、いざ交換作業。

G13のジョイスティック基板、スイッチを外したところ
スイッチを外したところ。
基板にちゃんとスイッチの向き(押しボタンの向き)がプリントしてある。

G13のジョイスティック基板、スイッチ交換完了
交換完了。
左下のが外した部品。よく見ると端子の根元が錆びている・・・

交換完了。
ジョイスティックの基板を本体に戻し、PCに接続しての動作確認も問題なし。

ということで修理完了。
これでまたG13を使っていけそうだ。


他のG13の修理記事:

ジョイスティックの可変抵抗器の交換
https://glsharp.blogspot.com/2021/02/logicool-g13.html

Logicool G13の修理
https://glsharp.blogspot.com/2017/04/g13.html


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